85歳の女性の患者さん、
4日前に転倒して肋骨にひびが入ったとのこと。
今日は、院長の診察と歯石除去の予定でした。
3線の電車を乗り継ぎ1時間ほど掛けて来院してくださいます。
「今日は体力的にきついから、先生の検診だけにしてください」そう言われました。
インプラント歯もありますが、いつもきれいに手入れしていらっしゃいますし、3か月に1度のメンテナンスも継続です。
こんな時こそ、『アクセスバーズ』です。
コルセットを付けた状態では呼吸も苦しそうです。
「少しだけ、横になっていてください」と誘って
30分間アクセスバーズを施術しました。
最初の5分程は、1分間に40回以上の呼吸数で
着衣からもわかる上下の激しい動きでした。
それが次第に穏やかになり
10分もすると30回以下になり、
20分経った頃には20回位のやさしい呼吸に代わりました。
ぐっすり眠っていらっしゃるのも見受けられます。
30分の施術が終わり、
せっかく気持ちよさそうに眠っていらっしゃるのに
申し訳ないなぁと思いましたが、次の患者さんが来院です。
起きて頂きましたら、
ツ~と、涙を流されました。
「ごめんなさい。泣いてしまって。ごめんなさい。
実は、とっても辛かったの。
そして、このところ眠れなかったの。
今、すごく・・・すごく眠りました。
ありがとうございます。
ありがとうございます・・・」と
何度も何度も頭を下げて言われます・・・
いえいえ・・・いつでもさせて頂きますよ。
最後に握手を求められ、
私の手を撫でて帰られました。
よかった!!!
院長の「口腔内問題なし」の声も聞けたし。
あとは、肋骨の怪我が早く治りますように。