毎年、
ご自分で捥いだりんごを1個か2個
持ってきてくださる70歳の患者さん。
15年ほど、メンテナンスを担当しているため、
今では、毎月のメンテナンスは
『近況報告』
今年は、
やや小ぶりだけれど彼女が好きな味だとのこと。
そして、
もうひとつは立派なずっしりしたりんごでした。
なによりも感動したのは・・・
「私の命が続くから、こうしてメンテナンスに通える。
りんごを捥いで、貴女に手渡せる。
だからね・・・これ、命のりんごなの」
昨年の大病の経験から命を意識された言葉。
「また来年も、貴女にあげられるように
元気でいなくちゃ・・・」
今年最後の診療室での仕事は
いつも以上に心が温かく感謝の気持ちでいっぱい。
なんだかなぁ・・・涙もろくなったのは年のせい?